ペルシャ湾をフェリーで渡る旅|ルート・料金・体験談・準備まで徹底ガイド【2025年版】

中東

ペルシャ湾のフェリーに乗ってみたいと思った理由

アラビア半島とイランを結ぶ「ペルシャ湾のフェリー」。
世界地図を眺めていて、ひときわ異国情緒を感じるこの湾を「船で渡れる」と知った瞬間、冒険心がくすぐられました。

飛行機でひとっ飛びも可能ですが、ゆったりと海を渡りながら文化や風景の違いを肌で感じたい。
ペルシャ湾には、そんな旅情をかき立てる魅力があります。

私がこの旅に惹かれた理由は、「中東を陸路で旅する」というロマンに尽きます。
国境を越えて海を渡り、時差とともに文化の波に浸かる——そんな旅の醍醐味が、フェリーには詰まっています。


ペルシャ湾のフェリーとは?

歴史

ペルシャ湾は古代から交易の要所でした。紀元前の時代から、香辛料・絹・真珠などがこの海を通じて東西に運ばれ、港町は栄えてきました。

近代になってからも、イランとアラブ首長国連邦(UAE)を結ぶフェリーは、交通・物流・人の往来の要として活躍してきました。
石油輸送の大動脈でありながら、庶民の足としても機能しているこの航路は、生活と経済が交錯する生きた路線です。

ルートの概要と所要時間

代表的なルートは以下の通りです:

  • バンダル・アッバース(イラン) ↔ シャールジャ(UAE)
     所要時間:約6〜12時間
  • バンダル・レンゲ(イラン) ↔ ドバイ(UAE)
     所要時間:約4.5〜6時間

主な港

  • イラン側:バンダル・アッバース、バンダル・レンゲ、カシム島(Qeshm Island)
  • UAE側:ドバイ(Port RashidまたはJebel Ali)、シャールジャ港

主な景色

フェリー上からは、砂漠地帯に浮かぶオアシスのような港町、漁村、そして遠くに霞む山々など、中東ならではの風景が広がります。
夕暮れ時には、空と海が金色に染まり、まさに「映画のワンシーン」のような光景に出会えます。


ペルシャ湾のフェリーの船内とおすすめ情報

クラスと船内の様子

  • エコノミークラス:簡易シートまたはベンチ式
  • ビジネスクラス:リクライニング可能な座席、冷房完備
  • ファーストクラス:個室または半個室あり。横になれるシート

おすすめの座席

  • ビジネスクラスの窓側:景色を楽しめるうえに静か
  • ファーストクラス:予算に余裕があるなら快適

設備

  • トイレ(比較的清潔)
  • シンプルな売店(軽食・飲料水)
  • AC電源、テレビ

食事

一部フェリーでは軽食販売あり。持ち込み推奨。
アルコール類は提供されません。


ペルシャ湾フェリーの季節ごとの楽しみ方

季節特徴
春(3〜4月)穏やかな気候、旅行に最適
夏(6〜9月)高温多湿、やや厳しい
秋(10〜11月)快適な気候、景観も美しい
冬(12〜2月)涼しいが海が荒れる日も

ペルシャ湾のフェリーに実際に乗った人の声

「シャールジャからバンダル・アッバースへ。日没の海が本当に美しく、飛行機では味わえない体験だった」(30代男性)

「船内は快適。現地の人との交流も印象的」(20代女性)

「9割が地元民。旅感満載でエキゾチックな時間」(50代男性)


ペルシャ湾のフェリーに乗船できる都市への日本からの行き方

日本からUAEへ

  • 成田・関空などから直行便(約11〜12時間)
  • 空港→港までは車で30〜60分

日本からイランへ

  • 経由便でテヘラン→バンダル・アッバース
  • またはUAEからフェリーでイラン入りも可能

ペルシャ湾のフェリーのチケット購入方法

オンライン予約

現地購入

  • 港近くの代理店または窓口にて

日本の代理店経由

  • 中東専門の旅行会社で相談可能な場合も

注意点

  • 祝祭日やノウルーズ時期は混雑
  • 前日または当日朝にスケジュールの再確認を

ビザと準備について

ビザ

  • UAE:日本国籍は30日以内ビザ不要
  • イラン:観光ビザが必要。eVisaまたは事前取得推奨

持ち物チェックリスト

  • パスポート、飲料水、軽食、モバイルバッテリー、変換プラグ、翻訳アプリなど

安全対策と注意点

  • 写真撮影の制限に注意(港湾施設など)
  • 遅延や欠航に備え、旅程に余裕を

Q&A:ペルシャ湾のフェリーに関する疑問

Q. 船酔いしやすい?
A. 比較的穏やかだが、酔い止め持参を推奨

Q. 英語通じる?
A. スタッフはある程度通じる。ペルシャ語やアラビア語も活用可

Q. 女性一人でも大丈夫?
A. イラン側では服装規定あり。準備すれば基本的に安全

Q. Wi-Fiある?
A. 基本的にありません。オフライン対策をしておきましょう


調査に使った参考サイト


まとめ

ペルシャ湾フェリーの旅は、航空機では得られない「時間をかけて移動する」魅力にあふれています。
異文化が交わるこの地域を、海から眺めながらゆったりと渡る——それはまさに人生に一度は経験してみたい特別な時間です。

情報が限られているぶん、調べる楽しさも格別です。この記事がその一助になれば幸いです。

この記事にない最新情報や体験談をご存じの方がいれば、ぜひコメントやSNSで教えていただけると嬉しいです!

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